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カテゴリ:くらし( 3 )

手放すこと

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あなたの子どもは
          カーリル・ギブラン (霜田静志訳)


あなたの子どもはあなたの子どもではない。
子どもは「生命」の渇望からの子どもである。
子どもはあなたを通ってくる。
しかしあなたからではない。
子どもはあなたと共にある。
しかし子どもはあなたのものではない。
  
あなたは子どもに愛を与えることができる。
しかし考えを与えることはできない。
子どもは自分の考えをもっているのだから。
あなたは子どもの身体を動かしてやれる。
しかし子どもの心は動かせない。
  
子どもは明日の家に生きている。
あなたはそれを訪ねることも、夢見ることもできない。
あなたは子どもを好くようになれるであろう。
けれども子どもがあなたを好くようにならせようとはしなさるな。
人生は後に退き昨日にとどまるものではないのだから。
  
あなたは弓である。
そしてあなたの子どもらは
生きた矢としてあなたの手から放たれる。
 
弓ひくあなたの手にこそ喜びあれと。

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長男が生まれたとき、そして高校で家から巣立つとき。
どこからかのメッセージのように手元にとどいた詩を今度は自分でさがしてみました。
次男も同じ高校に進むことになり、
思っていたよりも、少しだけ早く子離れの試練を与えられた自分に
手放す勇気をもらいました。

ぽっかりと空いた心の穴は埋まりそうにありませんが、切ない胸の痛みがあるということは、それだけこどもたちと過ごした幸せな時間があったということの証なんだと。
しばらくは、懐かしい写真を眺めてたのしもうかと思います。

ちなみにふたりが見つめているのは北海道の料理人の知り合いから送られてきた毛蟹。
まだ生きていたので「このまま飼いたい〜」と。小さいころから好奇心旺盛だった長男と、お兄ちゃん大好きで、心根のやさしい次男。
それぞれの道を歩き出しました。

村に引っ越して20年の節目の年に、夫婦ふたりの生活に戻ります。未熟な私共を支えてくださったすべての皆様に感謝致します。
これからも良き道が開けますように。
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by dousenbou-arabon | 2015-04-13 18:38 | くらし | Comments(0)

日々のうつわ

マカイ
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マカイとは沖縄の呼び名で多目的碗として使われているうつわです。
作者の清水善行は沖縄にいくたびに古いマカイに魅了され、自身も作り始めて10年ほどになります。我が家では飯碗や、汁碗、小鉢にも使っています。大きさや風合いも作る度に違うのでいろいろな楽しみ方が出来るまさに多目的碗です。初期の作品はかっちりした作りでしたが、だんだん見込みもゆったりとした、おおらかな気持ちのいいうつわになってきたように思います。
須恵マカイ 口径13㎝
白磁マカイ 口径12〜13㎝


一文字皿
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伊万里焼にある形で、漢数字の一文字のように平らなところからこう呼ばれています。
こちらも作り続けて10年以上の数少ない定番の作品ですが、作るたびに大きさや釉薬の感じが変わるので、微妙にちがう一文字皿が我が家にはたくさんあります。和、洋食どちらにもよく合い、使わない日がないほど大活躍のお皿です。
白磁一文字皿 21㎝


パスタ皿
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一番新しい作品です。萩の俥宿さんでの個展でお出ししたイタリアンランチに合わせて製作しました。たっぷりとあるリムが美しい余白となって、いつものパスタがちょっとよそいきな、おしゃれな感じになります。
白磁パスタ皿 24㎝


豆皿
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               須恵豆皿 10㎝

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               信楽豆皿 11㎝

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               白磁豆皿 12㎝


銘々皿
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                白磁皿 15㎝

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                白磁皿 12㎝


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                染付け皿 16㎝


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                白磁カップ 7×8㎝


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                須恵カップ


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                須恵碗

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                須恵ぐい呑み



新作から定番の作品まで、ARABONのバックヤードに少しずつ清水善行の作品のストックが整理されてきました。今回ご紹介した作品の他にも花器や酒器、碗、大皿など、ご興味のあるうつわがございましたらお問い合わせください
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街は初夏のような陽気になってきましたが、山の上は樹々の新芽がまぶしいさわやかな季節です。
金、土曜日以外もお問い合わせいただき、都合がつきましたらいつでもお店を開けますので、
オープンしたての村のカフェfrontさんと合わせてお出かけください。
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by dousenbou-arabon | 2013-05-06 18:20 | くらし | Comments(0)

あけましておめでとうございます。

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新しい年がはじまりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
みなさん、いいお正月を迎えられましたか?我が家は極寒の山を下り、普段離れて暮らす長男と一緒に両方の実家に帰省してのんびりさせてもらいました。つれあいもわたしも三人兄弟のためか、甥っ子6人姪っ子3人とうちの子2人も合わせて沢山のこどもたちに囲まれて過ごしたお正月でした。血が繋がっているって不思議な感覚で、めったに会えないけれど、かわいいなぁ…って思わず目を細めてしまう場面がいっぱいでした。
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そんな弟のこどもたちと実家の近くの神社へ。昔はもっとうっそうとした神社だったのに、すっかりきれいに整備されていて、それでも遠い記憶と重なる風景を探して歩いていると、懐かしい土俵がありました!「今でもお相撲とってるのかなぁ」とうれしくなりました。小さな神社ですが、秋祭りには御神輿を担いだり、おとなもこどもも勝ち抜き相撲をとったり、のど自慢大会もあったような?
私は十八歳で家を出てから一度も実家に戻ることはなかったけれど、弟はずっと地元で暮らし、父と仕事をし、結婚をして三児の父になり、そのこどもたちはわたしたちと同じ幼稚園、小学校に通っているという、地道な生活をしている事がほんとうにすごいなぁと、弟夫婦の暮らしぶりに小さな感動を覚えました。
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そして帰省の最後に長男が産まれた愛知県岡崎市の吉村医院に立寄り、吉村先生とお会いする機会に恵まれました。先生も八十を越えられ、診察や講演会もほとんどされなくなったと聞いていましたが、河瀬直美監督の映画玄牝の撮影時に兄が協力したことがご縁で先生と懇意にさせていただいていたようで、その日はごく親しい方々が集まっていて先生もお元気な様子だということで、無理を言って兄に連れていってもらいました。どうしても、高校から家を出てこれからもっと遠くへ羽ばたいていくであろう長男に十六年前に自分が産まれた場所に立ち戻り、取り上げてくださった先生に会って欲しかった。伺った日はいいお天気で、先生はとっても優しい穏やかな雰囲気を醸し出していらっしゃいました。二万以上のお産を取り上げてゆくなかで、自然なお産の大切さを医療現場の最前列で訴えてこられた先生に、母と私と二代にわたってお世話になれたことに、しみじみと感謝の念がわき上がってきました。大きなお腹で磨いた古屋の床や薪割りをしたお庭は懐かしさであふれていて、きっと彼の心のどこか片隅に、ほんわりとした記憶として残ってくれることと思います。
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思い返せば、去年は長男の受験や次男もそろって卒業&入学という節目の年でした。そして春は鯉江良二氏のワークショップ開催、ARABONの改装。夏は山ノ上マーケット、秋からはARABONのオープンと、ずっとトップスピードで駆け抜けてきたようでした。それでも大変とも思わずに楽しく過ごしてこれたのは、本当に沢山の方々の手助けがあったからだとありがたく思います。
この場をかりて、皆様に感謝申し上げます。
さて、今年はどんな年になるのでしょうか?外に外に向いていた気持ちを少しだけ内に向けて、まずは自分の足元を見つめる作業をしてゆきたいと、漠然と考えています。そして春からはARABONもいろいろ新しい動きができたらなぁ…と楽しい計画をあれこれ。

今年は思ったよりも雪の少ない冬になりそうで、薪ストーブもありますので、ARABONの冬の営業も可能です。どうぞみなさん、下界よりもちょっぴり空気の澄んだ山の上にぜひ遊びにいらしてください。

ARABON営業のご案内
1月から3月末まではARABONを完全予約制で対応させていただきます。
そして4月からは OPEN 金・土曜日 11:00〜17:00(他の曜日は要予約)です。
どうぞよろしくお願いします。
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by dousenbou-arabon | 2013-01-08 02:57 | くらし | Comments(0)